ネットワークを用いた教育空間の共有
概要
鳥取県が運営する鳥取情
報ハイウェイや国が運営するギガビットネットワーク(JGN2)の
ような高速なネットワーク基盤が整備されてきています.このような高速なネットワークを利用して高品質な映像を遠隔地間で交換することにより,遠隔授業を
実現することができるようになってきました.従来の映像交換の手法としてはH.323のような方式が用いられることが多かったようです.しかし,これらの
方式では解像度(空間的な解像度だけでなく時間的な解像度も含む)が十分ではなかったため,授業に使用される機会はあまりありませんでした..これに対し
て,ディジタルビデオカメラの多数は映像信号がIEEE-1394規格の端子を備え,ディジタル化された映像信号を取り出すことが容易に行えるようになっ
てきました.そこで,このディジタル化された映像信号を取り出し,ネットワークを経由して遠隔地のコンピュータに送り,遠隔地のコンピュータが再び
IEEE-1394端子に信号を入力してやれば,高画質な映像信号を伝送することができます.これを実現したソフトウェアがDVTSと呼ばれるものです.このソフトは日本のネットワー
ク研究者の集まりであるWIDEプロジェクトが作成したものです.
実績
これまでに行った実績は次の通りです.
- 鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科公開講座(2003年12月3日,10日)
- ギガビットネットワークシンポジウム中継(2004年1月26日,27日)
- 鳥取環境大学から鳥取短期大学への遠隔授業(2004年4月30日,7月2日)
- 日本学術会議中国四国地区公開学術講演会(2004年6月5日)
- 環境教育シンポジウム―エコアジア2004(2004年6月18日)
- 岡山県瀬戸南高校との遠隔授業(2004年8月4日,25日)